
■ バンドの種類(周波数について)
ご存じの方も多いと思いますが、電波には“波”があります。
周波数とは、1秒間に波や振動が何回繰り返されるかを表す数値です。単位は「Hz(ヘルツ)」。
たとえば1秒間に60回振動すれば「60Hz」となります。
スマートフォンの通信で使われる電波は、MHz(メガヘルツ)やGHz(ギガヘルツ)単位です。
例:
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700MHz帯(いわゆるプラチナバンド)
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3.7GHz帯(5G Sub6)
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28GHz帯(5Gミリ波)
■ 周波数が低い電波の特徴
周波数が低い電波は、
✔ 遠くまで届きやすい
✔ 建物や障害物を回り込みやすい
✔ 屋内や地下で強い
という性質があります。
これは「波長」が長いことが理由です。
波長が長いと障害物を回り込みやすく、遮られにくいのです。
ただし、
広い帯域幅を確保しにくい
という弱点があります。
帯域幅とは「一度に通せるデータ量の通路の広さ」のようなもの。
狭いと高速通信には向きません。
そのため、
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つながりやすい
-
でも最高速度は出にくい
という特性になります。
■ 周波数が高い電波の特徴
一方、周波数が高い電波は、
✔ 広い帯域を確保しやすい
✔ 高速通信に向いている
✔ 大容量データに強い
というメリットがあります。
ただし、
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直進性が強い
-
障害物に弱い
-
距離が伸びにくい
というデメリットがあります。
つまり、
速いけれど届きにくい
という性質です。
5Gの高速化は、この高周波帯の活用によって実現されています。
■ FM / AMの関係に似ている?
イメージとして分かりやすいのが、ラジオのFMとAMの違いです。
FM(周波数が高い)
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音質が良い
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ノイズに強い
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データ量が多い
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ただし到達距離は比較的短い
AM(周波数が低い)
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音質は劣る
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ノイズに弱い
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しかし遠くまで届く
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夜間は特に遠距離まで飛ぶこともある
これはスマホ通信の、
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高周波=高速だが届きにくい
-
低周波=遅めだが届きやすい
という関係とよく似ています。
※厳密には変調方式が違うため単純比較はできませんが、イメージとしては理解しやすい例です。
■ スマホ通信で起きていること
実際のモバイル通信では、
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低周波帯(700〜900MHz)=エリア確保
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中周波帯(1.7〜3.7GHz)=速度とエリアのバランス
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高周波帯(28GHzなど)=超高速
という役割分担がされています。
つまり、
「速さ」と「届きやすさ」はトレードオフ
なのです。
通信キャリアはこれらを組み合わせて、
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つながりやすさ
-
速度
-
安定性
のバランスを取っています。
■ なぜ“バンド対応”が重要なのか
端末がその周波数帯(バンド)に対応していなければ、
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つながりにくい
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屋内で弱い
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地方で圏外になりやすい
といったことが起こります。
特に日本では、
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プラチナバンド対応
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n77 / n78 / n79対応
が体感差に影響します。
■ まとめ
周波数が低い電波は、
遠くまで届きやすいが速度は控えめ
周波数が高い電波は、
高速だが届きにくい
スマホの通信は、この両方を組み合わせて成り立っています。
FMとAMの関係を思い浮かべると、イメージしやすいかもしれません。
「速い」だけではなく、「どの周波数を使っているか」も重要なのです。