スマホバンド ラボ

スマホの電波・周波数・バンド対応を解説|ホントに使えるスマホ探し

スマホの電波・周波数・対応バンドを詳しく解説。
本当に使えるスマホ選びのための情報サイトです。



日本の5G SAはどこまで進んでいる? ― キャリア別カバー状況と“実態”を整理する ―


■ 用語整理

◆ 5Gとは

第5世代移動通信システムであり、高速・大容量、低遅延、多接続が特徴とされます。

ただしスマートフォンに表示される「5G」は内部方式(NSA / SA)までは区別されていない点に注意が必要です。


◆ NSA(Non-Standalone)

  • LTE(4G)を制御の土台として使用
  • 5Gは主にデータ通信に利用

■ 特徴

  • LTE+5Gの同時接続
  • エリアが広い
  • 現在の主流

👉 「現実の5Gの大半はこれ」


◆ SA(Standalone)

  • 制御・通信ともに5Gのみで完結
  • 5G専用コアネットワークを使用

■ 特徴

  • LTEに依存しない
  • 低遅延・高効率
  • 将来的な本命

■ 「カバー率」の落とし穴

5Gの「カバー率」は一見シンプルですが、実際には複数の指標があります。

① 人口カバー率

「人口の何%が5Gエリアに含まれるか」

② 面積カバー率

「国土の何%をカバーしているか」

③ 方式別カバー率(NSA / SA)

これが一番重要ですが公式にはほぼ公開されていません


■ 日本の5Gカバー率(全体)

総務省の公開情報ベースでは5G人口カバー率は約98%台まで拡大しています。

■ 重要なポイント

この数字はNSAを含む“5G全体”のカバー率です。

SA限定のカバー率は非公開


■ SAの普及状況

■ 基地局数の考え方

公開情報や各社発表から見ると

  • 5G基地局数は大幅に増加中
  • 各社ともSA対応は進めている

ただし「全国で○%がSA」という公式データは存在しない

■ よくある誤解

❌「SA基地局が半分=半分のエリアでSAが使える」

👉 これは成立しません

■ 理由

  • 都市部に集中配置される
  • 小セル(低出力)も含まれる
  • NSA優先接続が多い

基地局数 ≠ 体感カバー率


■ キャリア別のSA展開傾向

※公開情報・発表・傾向ベース(断定不可)

NTTドコモ

  • SA商用サービス開始済み
  • n77 / n79を中心に展開
  • LTE網が非常に強力

特徴

  • NSAの品質が高い
  • SAは都市部中心に展開

「NSA完成度が高く、SAは段階拡張型」

KDDI(au)

  • SA展開を比較的積極的に推進
  • Sub6中心に整備

特徴

  • エリア設計と並行してSA化
  • 比較的バランス型

ソフトバンク

  • SA対応基地局の整備を進行
  • n77中心+既存帯域活用

特徴

  • DSS(n3)との併用
  • エリアと容量の両立志向

楽天モバイル

  • 5GはSub6(n77)中心
  • SAは段階的導入

特徴

  • まずエリア拡大を優先
  • SAは後追い強化フェーズ


■ 実際の「SA接続率」はどれくらいか?

ここが最も気になるポイントなのですが・・・

■ 結論

公式な数値は存在しない

■ 理由

  • NSA / SAは動的に切り替わる
  • 端末側で明確に表示されない
  • キャリアが詳細を非公開

■ 実態ベースの理解

体感としてはNSA接続が依然として多数派

特に郊外や屋内、移動中ではNSAが優先されやすい傾向があります。


■ SAが優先されにくい理由

① エリア密度の問題

SAは単独で成立するため基地局密度が必要

② 端末側の挙動

  • 安定性優先でNSAを選択
  • キャリア設定による制御

③ LTEの完成度が高すぎる

日本は4G品質が非常に高い

→ 無理にSAへ移行する必要が薄い場面も多い


■ 現在(2026年)の現実的な整理

  • 5G人口カバー率 → 約98%
  • SA → 確実に拡大中
  • ただしNSA併存が主流

👉 「移行期の真っ最中」


■ よくある誤解

❌「5G=すべてSA」

👉 実際はほとんどがNSA

❌「5G表示=高速」

👉 DSSやNSAでは4Gに近いケースもある

❌「SAはどこでも使える」

👉 エリアはまだ限定的


■ まとめ

  • 5G人口カバー率は約98%
  • SAは確実に拡大している
  • ただしカバー率は非公開
  • 実利用はNSA併存が主流

■ 結論

日本の5Gは「NSA中心 → SAへ移行中の段階」

完全なSA時代になるには

  • 基地局密度
  • 端末普及
  • 運用最適化

がさらに進む必要があります。

 

 LTE完全終了も含め本格的な世代交代はまだ先となっています。


※本記事は個人が技術理解のためにまとめた内容です。
内容の正確性には注意していますが、規格の更新や機器仕様の違いにより実際の動作や数値が異なる場合があります。
最新の仕様や詳細については、各メーカーや公式情報をご確認ください。
当サイトについて | お問い合わせ