
スマートフォン同士で写真や動画を簡単に共有できる機能として知られているのが
AirDrop です。
これはApple が開発した機能で、
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iPhone
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iPad
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Mac
などのデバイス間でインターネットを使わずにデータ転送を行うことができます。
一見すると「近くの端末に直接データを送っているだけ」のように見えますが実際には複数の無線技術を組み合わせた通信システムになっています。
- AirDropは2つの無線技術を使う
- ① Bluetoothで近くの端末を探す
- ② Wi-Fiで高速データ転送
- AirDropの通信の流れ
- 通信距離はどれくらい?
- セキュリティの仕組み
- なぜインターネットが不要なのか
- まとめ
AirDropは2つの無線技術を使う
AirDropでは主に次の2つの無線技術が使われています。
| 役割 | 通信技術 |
|---|---|
| 端末の発見 | Bluetooth |
| データ転送 | Wi-Fi |
つまりBluetoothで相手を探し、Wi-Fiでデータを送るという仕組みです。
① Bluetoothで近くの端末を探す
まず最初に使われるのがBluetooth です。
Bluetoothは
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近距離通信
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低消費電力
-
常時スキャン可能
という特徴があります。
AirDropではBluetooth Low Energy(BLE)を使い、近くにある対応端末を探します。
この段階ではまだデータは送られていません。
あくまで「近くにAirDrop可能な端末があるか」を確認しているだけです。
② Wi-Fiで高速データ転送
相手が見つかると、次に使われるのがWi‑Fi です。
AirDropではWi-Fi Directという仕組みが使われています。
これは
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ルーター不要
-
端末同士が直接接続
できる通信方式です。
つまりスマートフォン同士が小さなWi-Fiネットワークをその場で作るイメージです。
そのため
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写真
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動画
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大きなファイル
でも高速に送ることができます。
AirDropの通信の流れ
AirDropの通信は次のような手順で行われます。
① Bluetoothで近くの端末を検出
↓
② 接続可能な端末一覧を表示
↓
③ 相手が受信を許可
↓
④ Wi-Fi Direct接続を作成
↓
⑤ データを高速転送
このように2段階の通信になっています。
通信距離はどれくらい?
AirDropの通信距離は主にWi-Fiの通信範囲に依存します。
一般的には約10〜30m程度とされています。
ただし壁、電波干渉、端末性能などによって変わります。
セキュリティの仕組み
AirDropでは通信の暗号化も行われています。
送信されるデータはTLS(Transport Layer Security)などの仕組みで暗号化されます。
また、AirDropには
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連絡先のみ
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すべての人
-
受信しない
といった設定があり、受信範囲を制限することもできます。
なぜインターネットが不要なのか
AirDropがインターネット不要なのは端末同士が直接通信しているからです。
通常のファイル共有では
スマホ
↓
クラウドサーバー
↓
相手のスマホ
という経路になります。
しかしAirDropでは
スマホ
↓
Wi-Fi直接通信
↓
相手のスマホ
という通信になります。
そのため通信速度が速い、通信料金がかからないというメリットがあります。
まとめ
AirDropは次のような技術を組み合わせた通信システムです。
| 機能 | 技術 |
|---|---|
| 端末検出 | Bluetooth Low Energy |
| 接続確立 | Wi-Fi Direct |
| データ通信 | Wi-Fi |
| 暗号化 | TLS |
つまりAirDropはBluetooth+Wi-Fiを組み合わせた近距離通信システムと言えます。
本記事は公開されている技術資料や開発者情報をもとに作成した技術解説記事です。
AirDropの内部仕様のすべては公開されているわけではなく、一部の動作は公開情報や技術解析に基づく説明を含みます。
また通信方式や仕様はOSアップデートなどにより変更される可能性があります。