
スマートフォンで音楽を聴く方法は大きく分けて次の3つがあります。
・スマホスピーカー
・有線イヤホン
・Bluetoothイヤホン
では、音量を上げたときにスマホの電池消費は変わるのでしょうか?
結論から言うと、スマホ電池の消費は「スマホスピーカー > 有線イヤホン >Bluetoothイヤホン」という傾向があります。そしてBluetoothイヤホンの場合、音量による影響はスマホではなくイヤホン側の電池に出ることが多いとされています。
この記事では、仕組みと実際の傾向を事実ベースで解説します。
- スマホスピーカーは音量で電池消費が大きく変わる
- 有線イヤホンの場合
- ではBluetoothイヤホンでは?
- Bluetoothイヤホンの電池持ちを良くする方法
- ノイズキャンセリングは必要なときだけ
- まとめ
スマホスピーカーは音量で電池消費が大きく変わる
スマホのスピーカーは本体の中にあるアンプを使って音を出します。このアンプは音量を上げるほど大きな電力を必要とします。
そのため
・音量を上げる
・低音が強い音楽
・動画再生
などの場合、消費電力は大きく増えます。
実際の測定ではスマホスピーカー再生はBluetoothイヤホンより電池消費が多いケースが多く報告されています。
有線イヤホンの場合
有線イヤホンの場合もスマホのイヤホンアンプを使用します。そのため音量を上げるほど消費電力は増えます。ただしスピーカーほど大きな電力は必要ありません。
そのため一般的にはスマホスピーカーより省電力と言われています。
ではBluetoothイヤホンでは?
Bluetoothイヤホンの場合、音の増幅(アンプ)はイヤホン側で行われます。
スマホが行っているのは
・音声データの処理
・Bluetooth通信
だけです。
そのため音量を上げてもスマホ側の消費電力はほとんど変わらないと言われています。
Bluetooth通信の電力消費
Bluetoothの電力消費は主に次の2つです。
・Bluetooth送信
・音声コーデック処理
一般的な測定では
Bluetooth接続待機 約20〜30mW、音楽再生中 約40〜60mW程度とされています。
ここに音量差が加わっても数mW程度の差と言われており、スマホ電池への影響はかなり小さいと考えられています。
音量で減るのはイヤホン側の電池
Bluetoothイヤホンでは音量を上げるとイヤホンの電池消費が増えます。
理由はシンプルで、
音量を上げる
↓
イヤホンアンプの出力が増える
↓
電力消費が増える
という構造だからです。
メーカーの公表値やレビュー測定では、音量50%だと約6時間再生、音量100%だと約5時間再生のように最大音量では10〜20%程度短くなる例が多く見られます。
【注意】Bluetooth音量には2種類ある
Bluetoothイヤホンの音量は実は2種類あります。
絶対音量(Absolute Volume)
現在のAndroidやiPhoneの多くはこの方式です。
スマホの音量=イヤホンの音量になります。
個別音量
一部の機種ではスマホ音量と、イヤホン音量が別に存在します。
この場合イヤホン側の音量を上げすぎるとイヤホンの電池が減りやすくなる可能性があります。
Bluetoothイヤホンの電池持ちを良くする方法
Bluetoothイヤホンの電池を長持ちさせるには次の方法があります。
音量を上げすぎない
イヤホンのアンプ負荷が減るため電池消費が抑えられます。
目安は50〜70%程度と言われています。
高音質コーデックを使いすぎない
Bluetoothにはいくつかの音声コーデックがあります。
例えば
・LDAC
・aptX Adaptive
などは高音質ですがデータ量が多く電力消費も増えやすい傾向があります。
ノイズキャンセリングは必要なときだけ
ANC(アクティブノイズキャンセリング)はマイク処理、音声処理を常に行うため、イヤホンの電池を大きく消費する機能です。
まとめ
Bluetoothイヤホンの音量と電池の関係は次の通りです。
・スマホ電池 → 音量の影響はほぼない
・イヤホン電池 → 音量で減りやすい
そして再生方法によるスマホ電池の消費は
スマホスピーカー > 有線イヤホン > Bluetoothイヤホン
という傾向があります。つまりスマホの電池消費という点では、Bluetoothイヤホンは比較的効率の良い再生方法とも言えます。
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※注意
この記事はBluetoothの一般的な電力消費傾向や各種レビュー測定を元に解説しています。実際の電池消費はスマートフォンの機種、Bluetoothコーデック、イヤホンの設計などによって変わる場合があります。