
近年、スマートフォン市場では折りたたみスマートフォン(Foldable Phone)が増えてきました。
代表的な機種には
- Google Pixel Fold
- nubia Flip 5G
- Galaxy Z Fold5
などがあります。
画面を折りたたむことで
- スマホサイズ
- タブレットサイズ
の両方を1台で使えるのが特徴です。
しかし折りたたみスマホは通信性能の面では普通のスマホと少し違う点もあります。
この記事では
- 折りたたみスマホのメリット
- デメリット
- 通信・電波の観点
を含めて解説します。
■ 折りたたみスマホの種類
折りたたみスマートフォンには主に2つのタイプがあります。
横折りタイプ(タブレット型)
例
Google Pixel Fold
特徴
- 開くとタブレットサイズ
- マルチタスクが得意
縦折りタイプ(コンパクト型)
例
nubia Flip 5G
特徴
- 小さく折りたためる
- ポケットに入れやすい
■ 折りたたみスマホのメリット
① 大画面でコンテンツが見やすい
折りたたみスマホ最大のメリットは大画面です。
横折りタイプの場合
- 動画視聴
- 電子書籍
- Web閲覧
がかなり快適になります。
② マルチタスクが強い
折りたたみスマホでは複数アプリ同時表示が使いやすいです。
例えば
- 地図+LINE
- YouTube+SNS
- ブラウザ+メモ
などPCに近い使い方ができます。
③ 自立して動画撮影できる
ヒンジ構造のおかげで
- 半分折り曲げて置く
- 自立させる
という使い方も可能です。これは普通のスマホにはないメリットです。
■ 通信面のメリットはある?
結論から言うと通信性能の直接的メリットはほぼありません。
5G・4G通信は
- SoC
- モデム
- RF設計
で決まるため折りたたみかどうかは基本関係ありません。
例えば
Google Pixel Fold は
- Sub6
- ミリ波
など多くの5Gバンドに対応しています。
これは折りたたみだからではなくハイエンド機だからです。
■ ただし通信で有利な可能性もある
構造上アンテナ配置の自由度が高いという特徴があります。
スマートフォンでは
- 手でアンテナを塞ぐ
- ミリ波が遮られる
などの問題があります。
折りたたみスマホは
- 本体が大きい
- アンテナ配置が分散
できるため電波遮蔽に強い設計が可能と言われることもありますが、実際の通信性能はメーカーのRF設計次第です。
■ 折りたたみスマホのデメリット
① 価格が高い
折りたたみスマホは15〜25万円程度の価格になることが多く普通のスマホよりかなり高価です。
② ヒンジ構造による耐久性
折りたたみスマホにはヒンジ(蝶番)があり、この構造は摩耗・ゴミ侵入などのリスクがあります。
メーカーは「20万回以上の開閉」などの耐久テストをしていますが
普通のスマホより故障ポイントは増えます。
③ 画面が傷つきやすい
折りたたみスマホの内部画面は超薄型ガラス・樹脂層で構成されています。
通常のスマホより傷に弱い傾向があります。
④ 重い
折りたたみスマホはヒンジ・2つの画面があるため200g以上になることが多くなります。
⑤ 通信バンドが少ない機種もある
意外ですが安い折りたたみスマホでは通信対応が弱い機種もあります。例えばnubia Flip 5G はSub6中心・ミリ波非対応など通信仕様はハイエンド機より簡略化されています。
つまり折りたたみ=通信性能が高いわけではありません。
■ 折りたたみスマホはまだ発展途上
折りたたみスマホの世界シェアはまだ数%程度です。
しかし
- OLED技術
- ヒンジ技術
- 中国メーカー参入
などにより市場は徐々に拡大しています。
■ まとめ
折りたたみスマートフォンは大画面と携帯性を両立した新しいスマホです。
メリット
- 大画面
- マルチタスク
- 新しい使い方
デメリット
- 高価格
- 重量
- 耐久性
- 通信仕様は機種次第
通信面では基本性能は普通のスマホと同じで、SoCとRF設計が最も重要になります。

