
携帯キャリアでスマートフォンを購入すると最初から多くのアプリがインストールされています。中には「これは何のアプリ?」、「削除できないけど必要なの?」と感じるものも少なくありません。
特にキャリア販売のスマートフォンではメーカー標準のアプリに加えて 通信会社の独自アプリがあらかじめインストールされています。
この記事では
- なぜスマートフォンの初期アプリは削除できないのか
- キャリアスマホに入っている「謎アプリ」の正体
について解説します。
キャリアスマホには「キャリア仕様」がある
日本では長い間、スマートフォンは通信会社を通して購入するのが一般的でした。
大手携帯キャリアはスマートフォンメーカーと協力して キャリア仕様の端末を販売してきました。キャリア仕様にはキャリアサービスの設定や通信機能の最適化、独自アプリのプリインストールなどが含まれています。
そのためキャリアスマートフォンでは購入時からさまざまなアプリが入っているのです。
キャリアスマホの「謎アプリ」とは?
キャリア端末を使っていると次のようなアプリを見かけることがあります。
「使ったことがないのに入っている」「何のためのアプリかわからない」
こうしたアプリはユーザーから “謎アプリ” と呼ばれることもあります。
例えば次のようなものです。
ドコモ端末の例
NTTドコモ のスマートフォンでは
- dアカウント関連アプリ
- d払い
- My docomo
- dメニュー
などが最初からインストールされていることがあります。
これらは
- 契約情報確認
- 通信量確認
- キャリア決済
- サポート
などのサービスに利用されるアプリです。
au端末の例
KDDI のスマートフォンでは
- My au
- au PAY
- auサービスToday
などがインストールされています。
特に auサービスToday はニュースやキャンペーンなどを表示するアプリで、利用していないユーザーからは「謎アプリ」と感じられることもあります。
ソフトバンク端末の例
ソフトバンク の端末では
- My SoftBank
- かんたん設定
- Yahoo!関連アプリ
などが入っている場合があります。ソフトバンクはグループ企業のサービスとの連携が多いのが特徴です。
初期アプリが削除できない理由
こうしたキャリアアプリの中には、アンインストールできないものがあります。
主な理由は次の3つです。
理由① システム領域にインストールされている
スマートフォンのアプリには
- ユーザーアプリ
- システムアプリ
の2種類があります。
キャリアアプリの多くは システムアプリとしてインストールされています。
システム領域はOSに近い部分のため、ユーザーが簡単に削除できないようになっています。これはスマートフォンの安定動作を保つための仕組みでもあります。
理由② キャリアサービスと連動している
キャリアアプリの中には、通信サービスと直接連動しているものがあります。
例えば
- 通信量確認
- 契約内容の表示
- キャリア決済
- サポート機能
などです。こうした機能は通信契約と密接に関係しているため、誤って削除されないよう 削除不可の設定になっている場合があります。
理由③ キャリアサービスを使いやすくするため
キャリアが提供するサービスには
- キャリア決済
- クラウドサービス
- ポイントサービス
などがあります。これらのアプリを最初から入れておくことで、ユーザーがサービスを利用しやすくなります。そのためキャリアアプリは プリインストールされるケースが多いのです。
最近は「無効化」できることが多い
完全に削除できないアプリでも多くのスマートフォンでは 無効化(Disable) が可能です。無効化すると
- アプリが起動しない
- アップデートされない
- アプリ一覧に表示されない
といった状態になります。実質的には 削除に近い状態にすることができます。
SIMフリー端末ではアプリが少ない
キャリアアプリは主にキャリア販売モデルに入っています。一方でメーカー直販の SIMフリー端末ではこうしたアプリは少ない傾向があります。
キャリア購入でもApple のiPhoneなどはキャリアアプリが最初から入っていないことが多く比較的シンプルな構成になっています。
まとめ
スマートフォンの初期アプリが削除できない理由には次のようなものがあります。
- システム領域にインストールされている
- キャリアサービスと連動している
- キャリアサービスを利用しやすくするため
キャリアスマートフォンではこうしたアプリが多くユーザーからは 「謎アプリ」 と感じられることもあります。ただし最近のスマートフォンでは多くのアプリが 無効化できる仕様になっており以前ほど大きな問題になることは少なくなっています。

