
スマートフォン市場は、2007年にiPhoneが登場したことで本格的に始まりました。
しかしスマートフォンは世界中で同時に普及したわけではありません。
国や地域によって通信インフラ、端末価格、携帯電話文化、キャリア販売の仕組みなどが大きく異なるためスマートフォンが普及したタイミングも大きく違っています。
世界のスマートフォン普及は大きく分けて3つの普及の波で広がったと言われています。
- ■ 第1波(2009〜2012年)
- ■ 第2波(2012〜2015年)
- ■ 第3波(2015〜2020年)
- ■ 中国は「人類史上最速クラス」の普及
- ■ なぜ中国はここまで普及が速かったのか
- ■ 2020年代に普及が進む地域
- ■ ガラケー文化が強い国は普及が遅れる傾向
- ■ まとめ
■ 第1波(2009〜2012年)
アメリカ・韓国
最初にスマートフォンが普及したのはアメリカ合衆国・韓国です。
この2か国では
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3G通信インフラの整備が早かった
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iPhoneの販売開始が早かった
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アプリ文化が急速に広がった
といった理由から、スマートフォンの普及が世界でも最も早く進みました。
特に韓国では普及スピードが非常に速く2012年頃にはスマートフォンが携帯電話の主流端末になりました。
■ 第2波(2012〜2015年)
日本・ヨーロッパ
次にスマートフォンが普及したのが日本・ヨーロッパです。
日本ではそれまでiモード・モバイルメール・おサイフケータイなどの高機能なフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)が広く使われていました。
そのためスマートフォンへの移行はアメリカや韓国よりやや遅れました。
しかしiPhone 4・iPhone 5などが登場した2012年前後から急速に普及が進みました。
■ 第3波(2015〜2020年)
中国・インド・東南アジア
スマートフォン普及の最後の大きな波が中国・インド・東南アジアです。
この地域では
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低価格Androidスマートフォン
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4G通信の整備
によってスマートフォンが急速に広がりました。
特に中国ではXiaomi・OPPO・vivoなどのメーカーが低価格スマートフォンを大量に販売し、2016年前後にはスマートフォンが国民端末になりました。
■ 中国は「人類史上最速クラス」の普及
スマートフォン普及の歴史の中でも最もインパクトの大きいのが中国の普及スピードです。
中国でのスマホユーザー
2010年頃:約1億人
2016年頃:約7〜8億人
2023年頃:約10億人以上
と言われています。つまり中国ではわずか5〜6年で数億人規模がスマートフォンに移行したことになります。
これはインターネット・テレビ・パソコンなどと比べても、人類史上最速クラスのIT普及スピードと言われています。
■ なぜ中国はここまで普及が速かったのか
中国でスマートフォンが爆発的に普及した理由は主に3つあります。
① 低価格スマートフォンの大量投入
中国メーカーはXiaomi・Huawei・OPPO・vivoなどが低価格スマートフォンを大量に販売しました。これにより数万円以下のスマートフォンが急速に普及しました。
② パソコンを飛ばしてスマホ化
中国では家庭用パソコン、固定インターネットが普及する前にスマートフォンが普及しました。つまり多くの人にとってスマートフォンが最初のインターネット端末だったのです。
③ スマホ中心のサービス
中国ではWeChat・Alipayなどスマートフォンを前提にしたサービスが急速に普及しました。これにより決済・連絡・SNS・買い物などがすべてスマートフォンで行われるようになりました。
■ 2020年代に普及が進む地域
現在でもスマートフォンの普及が進んでいる地域があります。
例えばサハラ以南アフリカ・バングラデシュなどです。
これらの地域では
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通信インフラ
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端末価格
の問題があり、スマートフォン普及が他地域より遅れました。そのため 2020年代に入ってから急速に普及が進んでいます。
■ ガラケー文化が強い国は普及が遅れる傾向
スマートフォンの普及にはもう一つ興味深い傾向があります。
それは高機能なガラケー文化が強い国ほどスマートフォン移行が遅れるという点です。
| 国 | 普及の特徴 |
|---|---|
| 韓国 | 非常に速い |
| アメリカ | 早い |
| 日本 | ガラケー文化でやや遅れ |
| 中国 | 低価格スマホで急普及 |
日本では
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iモード
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モバイルメール
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モバイル決済
などがガラケー時代から普及していたためスマートフォンに急いで移行する必要がなかったとも言われています。
■ まとめ
世界のスマホ普及は「3つの波」で広がった
1️⃣ アメリカ・韓国(2009〜2012年)
2️⃣ 日本・ヨーロッパ(2012〜2015年)
3️⃣ 中国・インドなど(2015〜2020年)
スマートフォンはこのような順番で世界に広がりました。
特に中国はわずか5〜6年で数億人がスマートフォン化するという爆発的普及が起こりました。スマートフォンは世界同時に広がった技術ではなく、地域ごとに異なるスピードで普及した技術なのです。