
スマートフォンの設定でよく話題になるのが「BluetoothやWi-FiはONのままだと電池が減るのか?」という疑問です。
昔は「使わないならOFFにした方がいい」と言われることも多かったですが、最近のスマートフォンでは事情が少し変わっています。
結論から言うと、BluetoothやWi-FiはONのままでも電池消費はかなり小さいと言われています。ただし、接続状態や使い方によっては電池消費が増える場合もあります。
この記事では仕組みと実際の傾向を解説します。
BluetoothはONのままでも消費電力は小さい
Bluetoothはもともと低消費電力の通信規格として設計されています。最近のスマートフォンでは特にBluetooth Low Energy(BLE)という省電力方式が使われています。
BluetoothがONの状態でも接続していない通信していない場合は、周囲の機器を低頻度でスキャンしているだけです。
この状態の消費電力は数mW〜十数mW程度と言われており、スマートフォン全体の消費電力から見るとかなり小さいものです。
そのためBluetoothはONのままでも電池への影響はほとんどないとされています。
Bluetoothで電池が減るケース
ただし次のような場合は電池消費が増えます。
音楽再生
Bluetoothイヤホンを使って音楽を再生すると
・音声処理
・Bluetooth送信
が常に動作します。
この状態では約40〜60mW程度の電力が使われると言われています。
複数機器の接続
例えば
・スマートウォッチ
・イヤホン
・車のオーディオ
など複数機器と接続していると通信処理が増えるため消費電力も少し増えます。
Wi-FiもONのままでは大きく電池を消費しない
Wi-FiもBluetoothと同じでONにしているだけでは電池消費はそれほど大きくありません。接続していない状態ではスマホは定期的にアクセスポイントを探すスキャンを行っています。このスキャンの電力は比較的小さく、多くの場合数十mW程度と言われています。
Wi-Fiで電池が減るケース
Wi-Fiの場合、電池消費が増えるのは次のようなケースです。
大量通信
動画視聴やアプリのダウンロードなど通信量が多い場合はWi-Fiチップが常に動作するため電池消費が増えます。
電波が弱い
Wi-Fiルーターから遠い場所ではスマートフォンは通信を維持するため送信出力を上げます。この状態では電池消費が増えることがあります。
実際にはOFFにするメリットは小さい
現在のスマートフォンではBluetoothやWi-FiをOFFにしても電池節約効果はそれほど大きくないと言われています。
むしろBluetoothイヤホン、スマートウォッチ、位置情報サービスなど多くの機能がBluetoothやWi-Fiを前提としているため頻繁にON/OFFを切り替えるメリットは少ない場合もあります。
まとめ
BluetoothとWi-Fiの電池消費は次のような特徴があります。
・ONにしているだけなら電池消費は小さい
・接続や通信をすると電池消費は増える
・最近のスマホでは省電力化が進んでいる
そのため、BluetoothやWi-Fiは基本的にONのままでも大きな問題はないと言われています。
ただし、動画視聴、音楽ストリーミング、電波の弱い場所では通信が増えるため電池の減りが早くなることがあります。