Appleの「iPhone Air」は、2025年9月19日に発売されたiPhoneです。
最大の特徴は、厚さ5.64mm・重量165gという、iPhone史上最薄クラスのスリムなボディ。薄型・軽量でありながら、6.5インチのSuper Retina XDRディスプレイやA19 Proチップを搭載しています。
本機はデュアルeSIMにより物理的なSIMカードには対応していません。
通信面では5Gのn77・n78・n79をはじめ、国内4キャリアで重要となるLTE Band 18・19・26・28などにも対応しています。
今回は、iPhone Airの対応バンドや通信性能、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルとの相性について詳しく紹介します。

出典:Apple公式サイト
iPhone Airの主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年9月19日 |
| SoC | A19 Pro |
| モデム | Apple C1X |
| 容量 | 256GB / 512GB / 1TB |
| メモリ | 非公表 |
| ディスプレイ | 約6.5インチ Super Retina XDR OLED |
| リフレッシュレート | 最大120Hz ProMotion |
| 厚さ | 約5.64mm |
| 重量 | 165g |
| 防水・防塵 | IP68 |
| SIM | デュアルeSIM |
| 物理SIM | 非対応 |
| ワイヤレス充電 | MagSafe最大20W / Qi2最大20W |
| おサイフケータイ | FeliCa対応 |
※AppleはiPhone AirのRAM容量を公式には公表していません。
通信・接続性能
対応バンド一覧
5G(Sub6)
n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n26 / n28 / n30 / n38 / n40 / n41 / n48 / n53 / n66 / n70 / n75 / n77 / n78 / n79
4G LTE FDD
Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 30 / 32 / 66
4G LTE TDD
Band 34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 48 / 53
Apple公式仕様でも、この対応バンドが案内されています。
5Gは4×4 MIMO、LTEも4×4 MIMOに対応しています。
国内重要バンド対応状況
| 回線 | 主要4G | 主要5G | 対応状況 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | B1 / B3 / B19 | n77 / n79 | ◎ |
| au | B1 / B18 / B26 | n77 / n78 | ◎ |
| ソフトバンク | B1 / B3 / B8 | n77 | ◎ |
| 楽天モバイル | B3 / B28 | n77 / n78 | ◎ |
iPhone Airは、国内4キャリアの主要バンドを幅広くカバーしています。
特にドコモで重要なn79にも対応しているため、ドコモの5Gを利用するうえでも非常に相性の良い端末です。
キャリア別の相性
ドコモ
◎(非常に良好)
4GではBand 1・3・19・28などに対応。
さらに5Gでは、ドコモで重要なn79に対応しています。
iPhone Airはドコモの主要な4G・5Gバンドを幅広くカバーしているため、ドコモ回線との相性は非常に良好です。
au
◎(非常に良好)
auの主要4GバンドであるBand 1・18・26に対応。
5Gではn77・n78をサポートしています。
特にau回線で重要なプラチナバンドのBand 18・26に対応しているため、4Gエリアでの使いやすさも十分です。
ソフトバンク
◎(非常に良好)
Band 1・3・8に対応。
5Gではn77をサポートしています。
ソフトバンクの主要周波数をしっかりカバーしているため、ソフトバンク回線はもちろん、ワイモバイルやLINEMOでも安心して利用できます。
楽天モバイル
◎(非常に良好)
楽天モバイルの4Gで中心となるBand 3に対応。
さらにBand 28もサポートしています。
5Gでは楽天モバイルが利用するn77にも対応しているため、楽天モバイルとの相性も非常に良好です。
iPhone AirはeSIM専用
iPhone Airで特に注意したいのがSIMカード仕様です。
日本版iPhone Airは、
デュアルeSIM
に対応していますが、物理的なnanoSIMカードには対応していません。Apple公式仕様でも、eSIMを使ってアクティベートし、物理SIMには非対応と明記されています。
そのため、現在nanoSIMを利用している人がiPhone Airへ乗り換える場合は、契約している通信会社でeSIMへの変更が必要になる場合があります。
一方、eSIM対応キャリア・サービスを利用している場合は、SIMカードを入れ替える必要がないため、乗り換えや回線の使い分けがしやすい端末です。
Wi-Fi・無線性能
Wi-Fi
iPhone AirはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応しています。
さらに2×2 MIMOにも対応しており、対応ルーターと組み合わせることで高速な無線通信が可能です。
Bluetooth
Bluetooth 6に対応。
最新世代のBluetooth規格を採用しています。
iPhone Airの特徴
iPhone史上最薄クラスの5.64mm
iPhone Air最大の特徴は、その薄さです。
本体の厚さはわずか5.64mm、重量は165g。
6.5インチの大型ディスプレイを搭載しながら、一般的な大型スマートフォンよりも薄く軽いボディに仕上げられています。
「大画面スマートフォンは欲しいけれど、重い端末は嫌」という人には大きな魅力でしょう。

出典:Apple公式サイト
A19 Proチップ搭載
SoCにはA19 Proを搭載。
Apple Intelligenceにも対応しており、薄型・軽量モデルでありながら高い処理性能を備えています。
特に長期間使うことを考えると、SoC性能の高さはiPhone Airの大きなメリットです。
6.5インチ・最大120HzのProMotion
ディスプレイは約6.5インチのSuper Retina XDR OLED。
最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応するProMotionを採用しています。
スクロール時には滑らかに、高いリフレッシュレートが不要な場面では効率的に動作する仕組みです。
48MP Fusionカメラ
背面には48MP Fusionカメラを搭載。
メインカメラは26mm相当で、センサーシフト光学式手ブレ補正にも対応しています。
さらに光学品質の2倍望遠撮影にも対応しているため、単純に「薄いからカメラを妥協したモデル」というわけではありません。
薄型ボディならではのポイント
iPhone Airは、性能だけを追求したモデルというよりも、
「大画面・高性能・軽量を薄いボディにまとめたiPhone」
という位置付けが分かりやすいでしょう。
厚さ約5.64mm、重量165gという数字はかなりインパクトがあります。
一方で、薄型化を優先したモデルだけに、購入時にはバッテリー性能やカメラ構成など、通常のiPhoneとの違いも確認しておきたいところです。
サポート期間
Appleは、iPhone Airについて「OSアップデート○回」「セキュリティアップデート○年間」などの具体的な最低保証回数・期間を公式には明記していません。
そのため、Androidスマートフォンのように、
- OSアップデート:○回
- セキュリティアップデート:○年間
といった形で保証期間を断定することはできません。
ただし、Appleは長期間にわたってiPhoneへiOSアップデートを提供してきた実績があります。
公式に保証期間が明記されていない=短期間しか使えない、という意味ではない点には注意が必要です。
まとめ
iPhone Airは、
- 厚さ約5.64mm
- 重量165g
- 約6.5インチSuper Retina XDRディスプレイ
- 最大120Hz ProMotion
- A19 Pro搭載
- 5G n77・n78・n79対応
- LTE Band 18・19・26対応
- 国内4キャリアの主要バンドを幅広くカバー
- Wi-Fi 7対応
- Bluetooth 6対応
- デュアルeSIM対応
- FeliCa対応
を備えた、薄さと軽さを最大の特徴とする高性能iPhoneです。
通信バンドについてはかなり優秀で、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのいずれでも使いやすい端末と言えます。
特にドコモのn79、auのBand 18・26、楽天モバイルのBand 3・28 / n77など、国内で重要となる周波数帯をしっかりカバーしている点は、スマホバンドの観点から見ても安心できる仕様です。
一方、最大の注意点は物理SIM非対応のeSIM専用モデルであること。
現在のSIMカードを使いたい人は、この点を踏まえeSIM発行の段取りまで先に確認しておきましょう。
「とにかく薄くて軽いiPhoneが欲しい」人には、かなり有効な1台です。

