nubiaのフラッグシップスマートフォン「nubia Z80 Ultra」は、2025年12月5日に日本で発売されたハイエンドモデルです。
価格は13万9,800円で、Snapdragon 8 Elite Gen 5、16GB RAM、512GBストレージという非常に高いスペックを備えています。
さらに、6.85インチのフルディスプレイや3眼カメラ、7200mAhの大容量バッテリー、最大80Wの急速充電など、性能面ではフラッグシップらしい構成です。
一方で、eSIMとおサイフケータイには対応していません。
今回は、nubia Z80 Ultraの対応バンドや国内4キャリアとの相性、通信性能に加えて、nubia・ZTEというメーカーについても詳しく紹介します。

出典:ZTE公式サイト
nubia・ZTEとは?
nubiaはZTEから生まれたスマートフォンブランド
nubiaは、中国の通信機器メーカー「ZTE(中興通訊)」と関係の深いスマートフォンブランドです。
nubiaは2012年に設立され、ハイエンドスマートフォンを中心に、カメラ性能やディスプレイ技術などを追求してきました。現在は中国だけでなく、北米、南米、欧州、東南アジアなどにも展開しています。
特に、
- nubia Zシリーズ
- nubia Flipシリーズ
- REDMAGICシリーズ
などを展開しており、カメラやゲーミング性能を重視した製品が多いのが特徴です。
ZTEは中国を代表する通信機器メーカー
ZTEは1985年に設立された中国の通信機器メーカーです。
通信基地局などのネットワーク機器からスマートフォンまで幅広く手掛けており、1997年には深圳証券取引所、2004年には香港証券取引所にも上場しています。
日本では「ZTEジャパン株式会社」が2008年に設立され、通信機器やモバイル端末などの事業を展開しています。
つまり、nubia Z80 Ultraは、単なる新興スマホメーカーの製品というより、通信機器大手ZTEの技術を背景に持つハイエンドスマートフォンと考えると分かりやすいでしょう。
nubia Z80 Ultraの主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年12月5日 |
| 価格 | 13万9,800円 |
| OS | MyOS |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| メモリ | 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 512GB UFS 4.1 |
| ディスプレイ | 約6.85インチ OLED |
| 解像度 | 2,688×1,216 |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| 重量 | 約227g |
| バッテリー | 7,200mAh |
| 有線充電 | 最大80W |
| ワイヤレス充電 | 最大80W |
| SIM | nanoSIM+nanoSIM |
| eSIM | 非対応 |
| おサイフケータイ | 非対応 |
| NFC | 対応 |
| 防水・防塵 | IP68 / IP69 |
| 生体認証 | 超音波式指紋認証・顔認証 |
通信・接続性能
対応バンド一覧
5G
n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n26 / n28 / n40 / n41 / n66 / n71 / n77 / n78 / n80 / n81 / n83AB / n84 / n89
4G LTE FDD
Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 66
4G LTE TDD
Band 34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42
3G
Band 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
国内重要バンド対応状況
| 回線 | 主要4G | 主要5G | 対応状況 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | B1 / B3 / B19 | n77 | ◎ |
| au | B1 / B18 / B26 | n77 / n78 | ◎ |
| ソフトバンク | B1 / B3 / B8 | n77 | ◎ |
| 楽天モバイル | B3 / B28 | n77 | ◎ |
nubia Z80 Ultraは、日本で重要な4Gバンドをかなり幅広くカバーしています。
特に、B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B26 / B28 に対応しているため、国内4キャリアとの相性は良好です。
5Gについてもn77、n78をサポートしています。
キャリア別の相性
ドコモ
◎(非常に良好)
Band 1・Band 3・Band 19・Band 28など、ドコモで重要となる4Gバンドをカバーしています。
5Gもn77に対応しているため、ドコモ回線との相性は良好です。
ただし、ドコモ独自の5Gバンドであるn79には対応していません。
そのため、ドコモの5Gを最大限活用したい場合には、n79対応端末と比べて不利になる場面があります。
とはいえ、4Gの主要バンドはしっかり対応しているため、通常利用では大きな問題になりにくいでしょう。
au
◎(非常に良好)
Band 1・Band 18・Band 26に対応。
auのプラチナバンドを含む主要4G周波数をカバーしています。
5Gについてもn77・n78に対応しているため、au回線との相性は非常に良好です。
ソフトバンク
◎(非常に良好)
Band 1・Band 3・Band 8に対応しています。
さらに5Gのn77にも対応。
ソフトバンク回線だけでなく、ワイモバイルやLINEMOでも使いやすい構成です。
楽天モバイル
◎(非常に良好)
楽天モバイルの主要4GバンドであるBand 3・Band 28に対応。
5Gについてもn77をサポートしています。
楽天モバイルで重要になる、Band 3+Band 28+n77 をカバーしているため、楽天モバイルとの相性も良好です。
Wi-Fi・無線性能
Wi-Fi
Wi-Fi 7に対応しています。
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be、2×2 MIMOをサポートしており、高速な無線LAN環境を利用できます。
自宅のWi-Fi 7対応ルーターと組み合わせれば、高速通信を活かしやすいでしょう。
Bluetooth
Bluetooth 6.0に対応しています。
ワイヤレスイヤホンや周辺機器との接続にも対応した、最新世代の通信性能となっています。
nubia Z80 Ultraの特徴

出典:ZTE公式サイト
6.85インチの「欠けなし」フルディスプレイ
nubia Z80 Ultraの大きな特徴が、UDC(アンダーディスプレイカメラ)を採用したフルディスプレイです。
インカメラをディスプレイの下に配置することで、一般的なパンチホールやノッチを設けず、画面全体を使えるデザインになっています。6.85インチ、2,688×1,216のOLEDディスプレイで、最大144Hzのリフレッシュレートにも対応。
動画やゲームを大画面で楽しみたい人には魅力的な仕様です。
Snapdragon 8 Elite Gen 5+16GB RAM
処理性能もnubia Z80 Ultraの大きな魅力です。
SoCにはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用し、16GBのLPDDR5X RAMと512GBのUFS 4.1ストレージを搭載しています。フラッグシップらしく、ゲームや動画編集など負荷の高い処理にも対応できる性能です。
さらに、REDMAGICシリーズから受け継いだゲーミングエンジンも搭載。
ゲーム向けの設定を細かく調整できるため、単なるカメラ特化スマホではなく、ゲーム性能にも力を入れたハイエンドモデルとなっています。
3眼カメラも大きな特徴
nubia Z80 Ultraは、
- 5,000万画素メインカメラ
- 5,000万画素超広角カメラ
- 6,400万画素望遠カメラ
という3眼カメラを搭載しています。
メインカメラは35mm相当の画角で、1/1.3インチセンサーとOISに対応。超広角カメラは5,000万画素で、オートフォーカスとマクロ撮影にも対応しています。望遠カメラは6,400万画素でOIS(光学式手振れ補正)にも対応しています。
さらに、レーザーAFや色温度センサーも搭載。
カメラ性能を重視するユーザーにも魅力的な構成です。
7200mAhの大容量バッテリー
バッテリー容量は7,200mAh。
一般的なスマートフォンと比べてもかなり大容量です。
さらに最大80Wの有線急速充電に対応しています。
ワイヤレス充電も最大80Wに対応していますが、日本で80Wの速度を利用するには専用の充電スタンドが必要です。
一般的なQi規格のワイヤレス充電器では最大15Wとなります。
公式サイトでも7200mAhと最大80Wの有線・ワイヤレス充電を特徴として案内しています。
防水・防塵にも対応
nubia Z80 Ultraは、IP68・IP69の防水・防塵性能に対応しています。
ハイエンドスマートフォンでは防水対応が一般的になってきましたが、IP69まで対応している点は特徴です。
また、超音波式のディスプレイ内指紋認証と顔認証にも対応しています。
eSIM・おサイフケータイには非対応
nubia Z80 Ultraは高性能な一方で、日本向けスマートフォンとしては注意したい点があります。
eSIMには対応しておらず、nanoSIM×2のデュアルSIM仕様です。
また、NFCには対応していますが、おサイフケータイには対応していません。
そのため、
- eSIMをメインで使いたい
- モバイルSuicaなどをスマートフォンだけで利用したい
という人には向いていません。
逆に、物理SIMを使い、おサイフケータイを必要としない人であれば、この点は大きな問題にならないでしょう。
サポート期間
nubia Z80 UltraのOS・セキュリティアップデートについては、公式サイトで具体的な「OSアップデート○回」「セキュリティ○年間」といった明確な保証期間は確認できません。
そのため、購入時には長期アップデート保証を重視するスマートフォンではないと考えておいたほうがよいでしょう。
一方、日本版のメーカー保証はスマートフォン本体について12カ月です。公式サイトでは自然故障による不具合を無償対応の対象としています。
また、日本公式サイトのアフターサービスは国内モデルが対象となっています。
nubia Z80 Ultraはどんな人におすすめ?
nubia Z80 Ultraは、万人向けというより性能やカメラにこだわる人向けのフラッグシップです。
特におすすめなのは、
- Snapdragon 8 Elite Gen 5の高性能が欲しい
- ゲームを快適にプレイしたい
- カメラ性能を重視したい
- 7200mAhの大容量バッテリーが欲しい
- 144Hzの大画面ディスプレイを楽しみたい
- 防水・防塵性能も妥協したくない
といった人です。
一方で、
- eSIMが必要
- おサイフケータイが必要
- 長期間のOSアップデート保証を重視する
という人は、PixelやGalaxyなど国内で長期サポートを明確にしているメーカーのモデルも候補に入れたほうがよいでしょう。
まとめ
nubia Z80 Ultraは、かなり豪華なスペックを持つフラッグシップスマートフォンです。
特に「高性能・カメラ・ゲーム・大容量バッテリー」を全部欲しい人には面白い存在です。
13万9,800円という価格を考えると、単純なスペック競争ではかなり強力なモデルと言えるでしょう。
一方で、eSIM・おサイフケータイ非対応と、アップデート保証が明確ではない点は弱点です。
そのためnubia Z80 Ultraは、「誰にでもおすすめできる国内向けスマホ」というより、弱点を理解したうえで、カメラや処理性能、フルディスプレイに魅力を感じる人が選ぶフラッグシップと考えるのがよさそうです。
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