― 3ブランドの違いと日本で気を付けたい対応バンドを解説 ―
「nubiaってZTEなの?」
「REDMAGICはどこのメーカー?」
「nubia NeoとREDMAGICは何が違うの?」
そんな疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言えば、ZTE・nubia・REDMAGICは、ZTEの端末事業と深い関係を持つブランドです。
ZTEは通信機器メーカーとして知られていますが、スマートフォンなどのコンシューマー事業では、ZTE・nubia・REDMAGICというブランドを展開しています。ZTE自身も3ブランドを保有していると説明しています。
ただし、それぞれの役割は異なります。
- ZTE=通信端末などを幅広く展開
- nubia=スマートフォンを幅広く展開
- REDMAGIC=ゲーミングスマホに特化
今回は、この3ブランドの違いと、日本で購入するときに確認したい対応バンドについて解説します。
ZTE・nubia・REDMAGICの関係
まず、大元にあるのがZTEです。ZTEは1990年代から携帯電話関連の製品を手掛け、現在では通信インフラからスマートフォン、5Gルーターなどまで幅広く展開しています。

出典:ZTE公式サイト
その端末事業で展開されているのが、
- ZTE
- nubia
- REDMAGIC
というブランドです。
「ZTEとは別のメーカーがREDMAGICを作っている」というわけではありません。
ZTEの端末事業から展開されているブランドと考えると分かりやすいでしょう。なお、nubiaは公式サイトでもZTEのサブブランドとして2012年に設立されたと説明されています。
また、REDMAGICはnubiaとのブランド連携が強く、ZTEは2026年にnubiaとREDMAGICの2ブランドでゲーミング市場を展開する戦略を明確にしています。REDMAGICをプロ向け、nubia Neoを若年層向けのゲーミングスマホとして位置付けています。
ZTEは通信会社向け端末に強い
ZTEのスマートフォンを理解するうえで、もうひとつ知っておきたいのが通信事業者との関係の強さです。ZTEはもともと通信インフラを手掛けてきた企業だけに、世界各地の通信事業者向けにネットワーク機器や通信端末を提供しています。
日本でもZTEは、一般販売されるSIMフリースマートフォンだけでなく、通信事業者向けの端末を数多く展開してきました。
特にソフトバンク・ワイモバイルでは、ZTE製のLiberoシリーズが長く販売されています。現在もワイモバイルの製品情報には、Libero 5GシリーズなどのZTE製端末が販売されています。
そのため日本では、「ZTE=キャリア向け端末に強いメーカー」というイメージを持っている人も多いでしょう。
一方、近年はnubiaブランドを日本の公式サイトで販売するなど、SIMフリー・オープン市場での展開も広がっています。
nubiaは幅広いスマートフォンブランド
nubiaはZTEから生まれたスマートフォンブランドです。ハイエンドからミドルレンジ、ゲーミングスマホ、折りたたみスマホまで、幅広い製品を展開しています。
代表的なのが、
- nubia Zシリーズ
- nubia Flipシリーズ
- nubia Sシリーズ
- nubia Neoシリーズ
です。
中でもZシリーズはハイエンドモデルで、最新のnubia Z80 Ultraでは高性能SoCや高性能カメラに加え、REDMAGIC由来のゲーミングエンジンも採用されています。一方のnubia Neoシリーズは、価格を抑えながらゲーム性能を重視したシリーズです。
ZTEはnubia Neoを「若者の最初のゲームスマホ」と位置付けています。

REDMAGICはゲーミングに特化
REDMAGICは、3ブランドの中でも特に方向性が明確で、ゲーミングスマホに特化したブランドです。
高性能SoCや大容量バッテリー、高リフレッシュレートディスプレイに加え、強力な冷却システムやゲーム向け機能を搭載しています。ZTEはREDMAGICをプロ向けのeスポーツブランドとして位置付けています。
nubia Neo=手頃な価格でゲームを楽しむ
REDMAGIC=ゲーム性能を徹底的に追求する
という違いで考えると分かりやすいでしょう。

日本で気を付けたい「対応バンド」
ここからは、スマホバンド ラボとして重要な部分です。
ZTE・nubia・REDMAGICのスマートフォンを日本で使う場合、ブランド名だけで通信相性を判断してはいけません。
特に海外版は、同じシリーズでも販売地域によって対応バンドが異なることがあります。
ドコモならn79を確認
日本の5Gでは、n77・n78・n79が重要です。特にn79はドコモが使用する5G帯域なので、ドコモユーザーは確認しておきたいところです。
例えば海外向けのREDMAGICでは、n77・n78などに対応していても、n79に対応していないモデルがあります。
だからといって、n79非対応のスマートフォンがドコモで使えないわけではありません。
ほかの5Gバンドや4G LTEを利用できますが、場所によっては5Gにつながりにくくなる可能性があります。
4Gのプラチナバンドも重要
5Gだけでなく、4G LTEの対応状況も確認しましょう。
日本では、
- ドコモ:Band 19
- au:Band 18 / 26
- ソフトバンク:Band 8
- 楽天モバイル:Band 28
などが重要です。
特に海外版スマートフォンでは、日本向けに販売されているモデルと対応バンドが異なる場合があります。
そのため購入前には、「どのブランドか」ではなく「そのモデルがどのバンドに対応しているか」を確認することが大切です。
まとめ
ZTE・nubia・REDMAGICは、別々のメーカーではありません。
大きく整理すると、
- ZTE=通信インフラから端末まで手掛ける企業
- nubia=ZTEから生まれたスマートフォンブランド
- REDMAGIC=ゲーミングに特化したブランド
という関係です。
ZTEは日本でも通信事業者向け端末を長く展開してきましたが、近年はnubiaブランドを中心にSIMフリー市場にも力を入れています。
また、nubia NeoとREDMAGICはどちらもゲーム向けですが、nubia Neoは手頃なゲーミングスマホ、REDMAGICは本格的なゲーミングスマホという役割分担になっています。
そして日本で購入するときは、ブランドだけで判断せず、n77・n78・n79や4Gのプラチナバンド、さらに日本版か海外版かまで確認することが重要です。
ZTE・nubia・REDMAGICを選ぶときも、「性能」と「対応バンド」の両方を見る。
これが日本で快適に使うためのポイントです。
