目次
用語整理
5Gとは
第5世代移動通信システムであり、高速・大容量、低遅延、多接続が特徴とされます。
ただしスマートフォンに表示される「5G」は内部方式(NSA / SA)までは区別されていない点に注意が必要です。
NSA(Non-Standalone)
- LTE(4G)を制御の土台として使用
- 5Gは主にデータ通信に利用
特徴
- LTE+5Gの同時接続
- エリアが広い
- 現在の主流
👉 「現実の5Gの大半はこれ」
SA(Standalone)
- 制御・通信ともに5Gのみで完結
- 5G専用コアネットワークを使用
特徴
- LTEに依存しない
- 低遅延・高効率
- 将来的な本命

「カバー率」の落とし穴
5Gの「カバー率」は一見シンプルですが、実際には複数の指標があります。
① 人口カバー率
「人口の何%が5Gエリアに含まれるか」
② 面積カバー率
「国土の何%をカバーしているか」
③ 方式別カバー率(NSA / SA)
これが一番重要ですが公式にはほぼ公開されていません
日本の5Gカバー率(全体)
総務省の公開情報ベースでは5G人口カバー率は約98%台まで拡大しています。
重要なポイント
この数字はNSAを含む“5G全体”のカバー率です。
SA限定のカバー率は非公開
SAの普及状況
基地局数の考え方
公開情報や各社発表から見ると
- 5G基地局数は大幅に増加中
- 各社ともSA対応は進めている
ただし「全国で○%がSA」という公式データは存在しない
よくある誤解
×「SA基地局が半分=半分のエリアでSAが使える」
→ これは成立しません
理由
- 都市部に集中配置される
- 小セル(低出力)も含まれる
- NSA優先接続が多い
基地局数 ≠ 体感カバー率
キャリア別のSA展開傾向
※公開情報・発表・傾向ベース(断定不可)
ドコモ
- SA商用サービス開始済み
- n77 / n79を中心に展開
- LTE網が非常に強力
特徴
- NSAの品質が高い
- SAは都市部中心に展開
「NSA完成度が高く、SAは段階拡張型」
au
- SA展開を比較的積極的に推進
- Sub6中心に整備
特徴
- エリア設計と並行してSA化
- 比較的バランス型
ソフトバンク
- SA対応基地局の整備を進行
- n77中心+既存帯域活用
特徴
- DSS(n3)との併用
- エリアと容量の両立志向
楽天モバイル
- 5GはSub6(n77)中心
- SAは段階的導入
特徴
- まずエリア拡大を優先
- SAは後追い強化フェーズ
実際の「SA接続率」はどれくらいか?
ここが最も気になるポイントなのですが・・・
結論
公式な数値は存在しない
理由
- NSA / SAは動的に切り替わる
- 端末側で明確に表示されない
- キャリアが詳細を非公開
実態ベースの理解
体感としてはNSA接続が依然として多数派。特に郊外や屋内、移動中ではNSAが優先されやすい傾向があります。
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SAが優先されにくい理由
① エリア密度の問題
SAは単独で成立するため基地局密度が必要
② 端末側の挙動
- 安定性優先でNSAを選択
- キャリア設定による制御
③ LTEの完成度が高すぎる
日本は4G品質が非常に高い
→ 無理にSAへ移行する必要が薄い場面も多い
現在(2026年)の現実的な整理
- 5G人口カバー率 → 約98%
- SA → 確実に拡大中
- ただしNSA併存が主流
→「移行期の真っ最中」
よくある誤解
×「5G=すべてSA」
→ 実際はほとんどがNSA
×「5G表示=高速」
→ DSSやNSAでは4Gに近いケースもある
×「SAはどこでも使える」
→ エリアはまだ限定的
まとめ
- 5G人口カバー率は約98%
- SAは確実に拡大している
- ただしカバー率は非公開
- 実利用はNSA併存が主流
■ 結論
日本の5Gは「NSA中心 → SAへ移行中の段階」
完全なSA時代になるには
- 基地局密度
- 端末普及
- 運用最適化
がさらに進む必要があります。
LTE完全終了も含め本格的な世代交代はまだ先となっています。
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