
スマホの対応バンドを調べていると、
- ハイエンドはバンドが多い?
- ミドルはn79が省かれやすい?
- エントリーはどこまで対応?
という疑問が出てきます。
この記事では、SoC(チップセット)の価格帯別に、5G対応バンドの傾向をまとめます。
※実際の対応バンドは「端末ごとの実装」で決まります。
本記事は“傾向”の解説です。
目次
ハイエンド帯(8万円〜)
主なSoC
- Qualcomm Snapdragon 8 Genシリーズ
- MediaTek Dimensity 9000 / 9300 系
特徴
n77 / n78 はほぼ標準
n79 対応可能な設計が多い
ミリ波(n257など)対応モデルあり
4CA / 5CAなどキャリアアグリゲーションが強力
ハイエンドSoCはモデム性能も最上位クラスで、
理論上の対応バンド数は非常に多いです。
傾向まとめ
| バンド | 対応傾向 |
|---|---|
| n77 | ほぼ確実 |
| n78 | ほぼ確実 |
| n79 | 対応可能モデル多い |
| ミリ波 | 一部モデル対応 |
ミドルハイ帯(5〜8万円)
主なSoC
- Qualcomm Snapdragon 7+ Genシリーズ
- MediaTek Dimensity 8000 / 8200 系
特徴
n77 / n78 はほぼ搭載
n79 は機種次第
ミリ波は基本なし
コスト削減の影響で、
n79用RF部品が省略されることがよくあります。
特に海外モデルでは、
SoCはn79対応でも端末は非対応というケースが目立ちます。
ミドル帯(3〜5万円)
主なSoC
- Qualcomm Snapdragon 6 Genシリーズ
- MediaTek Dimensity 700 / 6000 系
特徴
n77 / n78 は搭載が増加傾向
n79 はほぼ期待できない
ミリ波なし
日本向けモデルならn79搭載例ありですが、
グローバルモデルは未対応が多いです。
エントリー帯(〜3万円)
主なSoC
- Qualcomm Snapdragon 4 Genシリーズ
- MediaTek Dimensity 600 / 500 系
特徴
n77のみ搭載のケースあり
n79ほぼ非対応
ミリ波なし
NSA限定モデルも存在
コスト優先設計のため、
対応バンドは最小限になりがちです。
なぜ価格帯で差が出るのか?
理由は3つです。
① RF部品コスト
n79は専用フィルタが必要でコスト増。
② 認証コスト
国ごとに試験費用がかかる。
③ 市場戦略
日本向けはn79必須
欧州向けはn78重視
という設計思想の違い。
日本で重要なバンド
- n77:主要Sub6
- n78:海外主流
- n79:ドコモ中心
特にn79は
- NTTドコモ が主力使用
- 楽天モバイル も一部使用
そのため、海外モデル選びでは要注意です。
価格帯別まとめ
| 価格帯 | n77 | n78 | n79 | ミリ波 |
|---|---|---|---|---|
| ハイエンド | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| ミドルハイ | ◎ | ◎ | △ | × |
| ミドル | ◎ | ◎ | × | × |
| エントリー | △ | △ | × | × |
最後に重要な注意点
SoCが対応しているバンド一覧は、「そのチップが理論上対応可能な最大値」であって、
その端末が必ず使える」という意味ではありません。
最終的に決めるのは、端末メーカーのRF設計です。
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