5G SA(Stand Alone)とは何か?

〜「真の5G」と呼ばれる理由〜

現在、多くの人が使っている5Gは実は“完全な5G”ではありません。

その違いを理解するには、

  • NSA(Non Stand Alone)
  • SA(Stand Alone)

この2つの方式を知る必要があります。

今回は5G SA(スタンドアローン)とは何か?を分かりやすく解説します。

目次

まずは基礎:NSAとSAの違い

現在主流なのは「NSA方式」

これは

5Gの電波を使いながら、
裏側では4Gの設備も利用している方式

つまり、“5Gの皮を被った4G混合型” です。

一方、SAは違います。

■ 5G SA(Stand Alone)とは?

5G SAとは、

基地局からコアネットワークまで
すべてを5G専用設備で構成する方式

です。

SA構成イメージ

【NSA】
スマホ → 5G基地局 → 4Gコア設備

【SA】
スマホ → 5G基地局 → 5Gコア(5GC)

つまりSAは

✔ 5G基地局(NR)
✔ 5Gコアネットワーク(5GC)

だけで通信が完結します。

これが

「真の5G」

と呼ばれる理由です。

5G SAの特徴

① 真の5G構成

4G設備に依存しません。

そのため、

・制御信号も
・データ通信も

すべてが5G基準で処理されます。

② 超高速・大容量

NSAでも高速ですが、SAではさらに効率が向上。

新しい周波数帯と組み合わせることで理論値で 最大4.9Gbps超 も可能とされています。

特に

・n77
・n78
・n79

などのSub6帯域で本来の帯域幅を活かしやすい。

③ 低遅延・高安定性

ここが最大の違いです。

NSAは制御が4Gを経由するため遅延が残ります。

SAでは制御も5G化されるため、

✔ 遅延の低減
✔ 応答性の向上
✔ 通信安定性向上

が期待できます。

低遅延が重要な分野

・自動運転
・遠隔医療
・産業用ロボット
・VR / AR

リアルタイム性が重要な分野ではSAが前提になります。

④ ネットワークスライシング

これがSA最大の特徴。

ネットワークスライシングとは、

1つの物理ネットワークを目的ごとに仮想的に分割する技術

例:

・超高速用スライス
・低遅延用スライス
・IoT大量接続用スライス

用途別に最適化できる。

これはNSAでは実現が難しい。

では、今すぐ体感できるのか?

ここが現実的な話です。

現在(日本国内)では

  • SAエリアは限定的
  • NSAとの併用が主流
  • 体感差はまだ小さい場合も多い

という状況。つまり、

理論的には大きな進化、体感はこれから

という段階です。

SA対応端末は必要か?

今すぐ必須ではありません。

しかし

✔ 長く使う予定
✔ 5Gを積極活用したい
✔ 将来性を重視

ならSA対応は安心材料になります。

まとめ

5G SAとは

✔ 4Gに依存しない完全5G構成
✔ 高速・低遅延・多数同時接続に強い
✔ ネットワークスライシング対応

つまり「5Gの本来の姿」です。
ただし現在は発展途上の段階。

今後エリア拡大とともに真価が発揮されていくでしょう。

  • URLをコピーしました!
目次