
日本のスマートフォン販売ランキングを見ると上位には必ずと言っていいほどシャープ の AQUOSシリーズが入っています。
特に
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AQUOS sense
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AQUOS wish
などは日本のAndroidスマートフォン市場で安定した人気を持っています。
しかし世界のスマートフォン市場を見るとシャープの名前はほとんど見かけません。
なぜシャープのスマホは日本では売れるのに、世界ではほぼ売れていないのでしょうか。
■ 日本のスマホシェア
まず日本市場を見てみます。日本のスマートフォン市場では
| メーカー | 日本シェア(目安) |
|---|---|
| Apple | 約50〜60% |
| シャープ | 約10〜13% |
| Samsung Electronics | 約6〜8% |
| ソニー | 約5〜7% |
つまりシャープは日本では2位クラスのメーカーであり、Androidスマートフォンだけで見るとトップクラスの販売台数を持っています。
■ 世界スマートフォン市場
一方、世界市場はまったく違う構造です。
| 順位 | メーカー | 世界シェア |
|---|---|---|
| 1 | Apple | 約20% |
| 2 | Samsung Electronics | 約19% |
| 3 | Xiaomi | 約13% |
| 4 | vivo | 約8% |
| 5 | OPPO | 約8% |
世界のスマートフォン出荷台数は年間 約12億台規模 と言われています。しかしこのランキングにシャープの名前はありません。
■ シャープの世界シェア
シャープのスマートフォンはほとんどが日本国内で販売されています。そのため世界市場で見ると世界シェアは1%未満と推定されています。
さらに日本市場を除いた場合、シャープのシェアは0.1%以下レベルと言われるほど小さくなります。
つまり極端に言うと世界ではほぼ存在しないメーカーと言ってもいい規模なのです。
■ なぜ日本では売れるのか
それでも日本ではシャープのスマートフォンはよく売れています。その理由はいくつかあります。
日本のキャリア販売モデル
日本ではスマートフォンの多くがNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクなどのキャリアショップで販売されています。この仕組みではキャリアが販売機種を選ぶという特徴があります。
シャープは長年日本の携帯電話メーカーとしてキャリアとの関係が強く、キャリア販売で強いポジションを築きました。
日本向け機能
シャープのスマートフォンには日本市場向けの機能が多く搭載されています。例えばおサイフケータイ(FeliCa)・防水・防塵・軽量設計・片手操作UIなどです。
これらは日本のユーザーが重視する機能です。
ミドルレンジ価格
シャープの主力モデルAQUOS senseシリーズは
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約4〜6万円
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長時間バッテリー
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軽量設計
という特徴があります。この価格帯は日本市場で最も売れる価格帯です。
■ それでもスマホ事業を続ける理由
世界シェアが小さいにもかかわらずシャープがスマートフォン事業を続けている理由はいくつかあります。
国内市場だけでも十分な規模
日本のスマートフォン市場は年間約3000万〜4000万台と言われています。この市場でシャープが10%前後のシェアを持つ場合年間300万〜400万台程度を販売することになります。
これは世界規模では小さくても一企業の事業としては成立する規模です。
ディスプレイ技術の活用
シャープはディスプレイメーカーとしての強みがあります。
現在はFoxconnグループ傘下ですが、
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IGZO液晶
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高輝度ディスプレイ
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省電力表示
などの技術をスマートフォンで実証する意味もあります。
つまりスマートフォンは技術ショーケースとしての役割も持ってきました。
ブランド維持
スマートフォンは現在最も身近な電子機器です。
そのためスマホブランドを維持することは企業イメージにも大きく影響します。
シャープにとってスマートフォンはブランドを維持する重要な製品でもあります。
■ まとめ
シャープのスマートフォンは
| 地域 | シェア |
|---|---|
| 日本 | 約10〜13% |
| 世界 | 1%未満 |
| 日本を除く世界 | ほぼ0% |
という非常に特殊な状況にあります。
しかし
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日本のキャリア販売
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日本向け機能
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ミドルレンジ価格帯
などにより日本では今でも強いスマートフォンメーカーとして存在感を保っています。世界市場では小さく見えてもシャープのスマートフォン事業は日本市場に特化した戦略として現在も続いているのです。