中国スマホメーカー vs 中国IT企業(BAT) 中国のスマートフォン文化はなぜ独特なのか

中国のスマートフォン市場を語るとき、重要なのは スマホメーカーだけではありません。中国ではスマホメーカー、ITプラットフォーム企業この2つが組み合わさって巨大なモバイルエコシステムを作っています。

特に影響力が大きいのが中国IT企業「BAT」です。

目次

■ BATとは

BATとは中国の3大IT企業

企業主なサービス
Baidu検索・AI
Alibaba GroupEC・決済
TencentSNS・ゲーム

これらは中国版のGoogle・Amazon・Metaのような存在とも言われます。

現在はさらにByteDance(TikTok)も含めてBATTと呼ばれることもあります。

■ 中国スマホメーカー

中国には世界的なスマートフォンメーカーが多数あります。

代表的な企業

メーカー特徴
Xiaomi世界シェア上位
Huawei通信技術に強い
OPPOカメラ・デザイン
vivo中国市場で強い

これらは

  • AndroidベースOS
  • 独自UI
  • 自社アプリストア

などを搭載しています。

■ 中国スマホの特徴

Googleサービスがない

中国国内で販売されるスマートフォンは

  • Google Play
  • Gmail
  • Google Maps

などGoogle のGoogle Mobile Services(GMS)が搭載されていない場合が多いです。

そのため中国では国内サービス中心のスマホ文化が形成されました。

【関連記事】

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■ BATがスマホ文化を作った

中国ではスマホメーカーよりもIT企業のサービスが主役と言われることがあります。代表例がWeChatです。

WeChatの影響力

WeChatはTencent が運営するアプリです。ユーザー数は約13億人以上と言われています。WeChatでは

  • チャット
  • SNS
  • QR決済
  • フード注文
  • タクシー配車
  • 行政サービス

などが利用できます。つまりスマホ生活のほとんどが1つのアプリで完結します。

■ Alibabaとモバイル決済

もう1つ重要なのが日本でも通販のAliExpressを浸透させてきているAlibaba Groupです。同社のサービスAlipayは世界最大級のモバイル決済アプリです。中国では

  • コンビニ
  • 屋台
  • タクシー
  • 公共料金

などほぼすべての支払いがスマホ決済で行えます。

■ Baidu(中国版Google)

検索エンジンではBaiduが大きなシェアを持っています。

  • 検索エンジン
  • 地図
  • AI
  • 自動運転

などを提供しています。特にBaidu Mapsは中国の主要地図アプリの1つです。

■ ByteDanceの台頭

近年急速に影響力を伸ばしている企業がByteDanceです。

  • TikTok
  • Douyin
  • CapCut

特にTikTokは世界最大級のSNSとなり中国IT企業の世界展開の象徴とも言われています。

■ 中国スマホ文化の特徴

中国のスマートフォン文化は次のような特徴があります。

① アプリ中心社会

中国ではSNS、決済、配車、ECなどがスマホアプリ中心に統合されています。

② スーパーアプリ

中国では1つのアプリに多くのサービスが統合されています。

WeChat・Alipay

この仕組みはスーパーアプリと呼ばれています。

③ 巨大ユーザー市場

中国の人口は約14億人です。国内市場だけで世界最大級のユーザー数を獲得できます。

そのため中国アプリは巨大なプラットフォームに成長しやすいという特徴があります。

■ まとめ

中国のスマートフォン市場はスマホメーカー、ITプラットフォーム企業、この2つが組み合わさって発展しました。特にTencent・Alibaba Group・BaiduなどのIT企業(BAT)は中国のスマホ文化に大きな影響を与えています。

現在ではTikTok・CapCutなど、中国発のアプリが世界中で利用されるようになりました。中国は今や世界最大級のスマートフォン・インターネット市場となっています。

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