
テレビ局や携帯電話会社などが支払っている「電波利用料」とは私たちが毎日使っているスマートフォンやテレビ放送。
実はその裏では、国に対して「電波の使用料」が支払われています。
電波は公共の資産。
勝手に使えるものではなく、総務省の管理のもとで割り当てられています。
その対価として支払われるのが 電波利用料 です。
目次
電波利用料とは?
電波利用料は、電波法に基づき、無線局を持つ事業者が国に支払う費用です。
このお金は
- 電波監視
- 混信防止
- 災害対策通信の整備
- 技術開発
などに使われています。
携帯電話会社はいくら払っているの?
日本の主要キャリア
- NTTドコモ
- KDDI(au)
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
は、それぞれ毎年 数百億円規模 の電波利用料を支払っています。
特に携帯電話会社は、
- 全国に膨大な基地局を持つ
- 広い帯域を使用している
- 商用通信インフラとして重要
という理由から、負担額は大きくなります。
周波数帯が広いほど、基地局数が多いほど、支払額も増える構造になっています。
テレビ局はいくら払っているの?
一方、地上波テレビ局も電波を使っています。
代表例:
- 日本放送協会(NHK)
- 日本テレビ放送網
- TBSテレビ
- フジテレビジョン
テレビ局も電波利用料を支払っていますが、携帯キャリアほどの金額ではありません。
理由は:
- 使用帯域が固定的
- 基地局の数が限定的
- 放送は一方向通信
であるためです。
なぜ携帯会社の負担が大きいのか?
携帯電話は
- 双方向通信
- 常時接続
- 高トラフィック(動画視聴など)
という特徴があります。
さらに5Gでは
- n77
- n78
- n79
など広帯域を使用。
つまり、周波数を大量に使う=支払いも大きいという構造です。
電波は「公共資産」
電波は国民共有の資産です。
総務省が割り当てを管理し、
- オークション
- 再編
- 返上
などを行っています。
近年では「プラチナバンド再編」も話題になりました。
ちょっとした裏話
テレビの地上波デジタル移行(2011年)では、
- 旧アナログ周波数を整理
- 携帯電話向けに再割り当て
という大規模な周波数再編が行われました。
この結果、スマホの通信環境は大きく改善しました。
テレビと携帯は、実は同じ「電波」という資源を奪い合っている関係でもあるのです。
まとめ
✔ 電波は国に使用料を払って使っている
✔ 携帯キャリアの負担は非常に大きい
✔ テレビ局も支払っているが規模は小さい
✔ 電波は限られた公共資源
普段何気なく使っているスマホ通信。
その裏には、莫大なインフラコストと電波利用料が存在しています。