
Wi-Fiとは、無線でインターネットやネットワークに接続するための通信規格です。
正式には IEEE 802.11 という無線LAN規格で、スマートフォン、PC、テレビ、ゲーム機などが利用しています。一般的な家庭のネットワークは次の構造になっています。
↓
Wi-Fi(無線)
↓
Wi-Fiルーター
↓
インターネット
つまりWi-Fiは基本的に「機器 → Wi-Fiルーター」へ接続する通信です。
Wi-Fiの周波数帯
現在のWi-Fiは主に 3種類の周波数帯を使います。
| 周波数 | 特徴 | 最大理論速度 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 遠くまで届くが遅い | 約600Mbps |
| 5GHz | 高速だが壁に弱い | 約6.9Gbps |
| 6GHz | 超高速だが新しい | 約9.6Gbps以上 |
※実際の速度は 環境や機器性能によって大きく下がります
2.4GHz帯
最も古くから使われているWi-Fiです。
特徴
-
壁や床を通りやすい
-
遠くまで届く
-
速度は遅め
-
電波干渉が多い
理論速度
最大 約600Mbps(Wi-Fi 4)実際の家庭では30〜150Mbps程度になることが多いです。
使用例
-
古いスマートフォン
-
スマート家電
-
IoT機器
-
離れた部屋のWi-Fi
理由は、この周波数が様々な機器で使われているからです。
例えば
-
Bluetooth
-
電子レンジ
-
ワイヤレスマウス
-
ワイヤレスイヤホン
なども 2.4GHz帯を使っています。
そのためマンションなどではWi-Fiが混雑しやすいという問題があります。
5GHz帯
現在のWi-Fiの主流が 5GHz帯です。
特徴
-
通信速度が速い
-
電波干渉が少ない
-
壁や床には弱い
理論速度
最大 約6.9Gbps(Wi-Fi 5)実際の家庭では200〜800Mbps程度がよく出ます。
使用例
-
スマートフォン
-
ノートPC
-
動画ストリーミング
-
オンラインゲーム
例えば
-
YouTube
-
Netflix
の 4K動画再生などは主に5GHz帯で快適に動きます。
ルーターではよくSSID、SSID-5Gのように表示されています。
これは
-
SSID → 2.4GHz
-
SSID-5G → 5GHz
を意味します。
6GHz帯(Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7)
最新のWi-Fiが 6GHz帯です。
主に
-
Wi‑Fi 6E
-
Wi‑Fi 7
で利用されます。
特徴
-
非常に高速
-
電波干渉がほぼない
-
対応機器がまだ少ない
-
壁には弱い
理論速度
最大 約9.6Gbps以上、実際の家庭では1〜2Gbps程度が出ることがあります。
使用例
-
高速ファイル転送
-
VR / AR
-
クラウドゲーム
-
8K動画
例えば
-
Microsoft Flight Simulator のクラウドプレイ
-
大容量動画編集データの転送
などです。
Wi-Fiは「機器 ↔ ルーター」の通信
Wi-Fiというと機器同士が直接通信するイメージを持つ人もいます。
しかし実際のWi-Fi通信の多くは
↓
Wi-Fiルーター
↓
インターネット
という形です。
つまりWi-Fi = 無線LANへの接続という役割です。
例外:Wi-Fi機器同士の直接通信
ただしWi-Fiには機器同士が直接通信する仕組みもあります。
例えば
-
ワイヤレスプリンター
-
スマート家電
-
デジタルカメラ
などです。
この仕組みをWi‑Fi Directと呼びます。さらにAppleのAirDropもこの仕組みを応用しています。
↓
Wi-Fi
↓
iPhone
AirDropでは
-
Bluetoothで相手を発見
-
Wi-Fiで高速転送
という仕組みが使われています。
まとめ
Wi-Fiの本質は次の3つです。
① 無線LANの通信規格
スマートフォンやPCをネットワークに接続する技術
② 周波数は主に3種類
| 周波数 | 実用速度 |
|---|---|
| 2.4GHz | 30〜150Mbps |
| 5GHz | 200〜800Mbps |
| 6GHz | 1〜2Gbps |
③ 基本はルーター経由
ただし例外として
-
Wi-Fi Direct
-
AirDrop
のような 機器同士の直接通信も存在します。